青史出版 |
文士と御家人−中世国家と幕府の吏僚−
ぶんし と ごけにん −ちゅうせいこっか と ばくふ の りりょう−
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北爪真佐夫著 |
A5判 406頁
定価 9,900円(税込)
ISBN978-4-921145-13-2 C3021 |
2002年3月15日発行 |
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幕府の性格を論ずる場合、御家人の中で武士とともに重要な位置にあった文士 を除外して考えることは出来ない。本書は政治や交渉ごと、法や裁判などいろいろな場で活躍した文士について、その実態を究明、果した役割を明らかにする。また、文士とその家系を明確にして鎌倉幕府の性格を探り、中世国家像の構築を目指す。
〔目 次〕
序 章 本書の構成と研究課題
第一章 鎌倉幕府と御家人制
はじめに/第一節 鎌倉初期の武士と文士/第二節 幕府草創期の
文士たち
第二章 鎌倉初期の朝幕関係(一)
はじめに/第一節 親鎌倉派の公卿たち/第二節
守護地頭制の勅許
/第三節 記録所の復活
第三章 鎌倉初期の朝幕関係(二)
第一節 文治二年以降の文士の活動/第二節 正治元年以降の
文士の活動/第三節 実朝時代の武士と文士
第四章 北条執権体制下の朝幕関係
第一節 評定衆・引付衆/第二節 勅書遵行/第三節
むすびにかえて
第五章 鎌倉幕府体制下の雑色について
はじめに/第一節 幕府成立期の雑色について/第二節 建久以降の
雑色について/第三節 承久以降の雑色について/むすび
第六章 元号と武家
はじめに/第一節 鎌倉初期の元号/第二節 承久の乱以降の元号/
第三節 南北朝室町期の元号/第四節 むすびにかえて -元号・綸旨
(院宣)・錦御旗-
補 論 一 中世初期国家について
二 元号法制化問題によせて
三 十三世紀六〇年代の御家人について
あとがき
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著者紹介 = きたづめ・まさお
昭和10年
群馬県生まれ
昭和35年
国学院大学文学部史学科卒業
元・ 札幌学院大学教授 |