青史出版
増訂　軍人勅諭成立史 　―天皇制国家観の成立〈上〉― ぞうてい　ぐんじんちょくゆ せいりつし
梅溪　昇著	Ａ５判　４52頁 　　　定価　（本体価格８,６００円＋税） 〔増訂版出来〕 　　　ＩＳＢＮ９７８−４−９２１１４５−３３−０　Ｃ３０３１
2000年２月１０日初版発行 2008年４月１０日増訂版刊行
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	近代日本国家の成立上で重要な位置を占める軍隊制度。 　　「天皇の軍隊」としての存在をイデオロギー的に支えた 　　「軍人勅諭」は、軍隊内部にとどまらず徴兵制を通して、 　　国民全体の道徳に大きな影響を及ぼした。 　　その諸草案を精細に比較検討し、語句が微妙に変化して 　　いく様子を追究。最終的な勅諭が成立する過程を復元して、 　　軍人勅諭成立の歴史的意義を考える。 　　増訂にあたり「軍人勅諭成立前史」としてプロイセン・ド 　　イツ軍隊の軍律の影響に関する書き下ろし論考を付加し、 　　引用史料の誤り等を訂正した。 　　　　　【目次より】　　　 　　　　第一編　軍人勅諭及び教育勅語成立の歴史的前提 　　　　　第一章　近代化政策の発生と展開 　　　　　第二章　近代化政策への反動と兵政両権の動揺 　　　　第二編　軍人勅諭の成立過程 　　　　　第一章　軍人勅諭の先駆 　　　　　第二章　軍人勅諭の起草とその諸草案 　　　　　第三章　軍人勅諭における思想的性格の形成過程 　　　　 結　語　軍人勅諭成立の歴史的意義 　　　　 図　版 　　　　　付編　軍人勅諭成立前史 　　　　※　下巻「教育勅語成立史」も併せてご覧下さい。
梅溪　昇　＝　うめたに　のぼる 　　　　　　　　　　　　 昭和１８年京都帝国大学文学部史学科卒業 　　　　　　　　　　　　 大阪大学文学部教授・仏教大学教授等を歴任　文学博士