青史出版 |
法名で引く忌日索引
−中世僧侶・在家者−
ほうみょう で ひく きじつ さくいん
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田辺久子編 |
A5判 480頁
定価 11,000円(税込)
ISBN978-4-921145-32-3 C3021
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2006年10月15日発行 |
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中世(治承元年=1177〜慶長19年=1614)に死去した僧侶及び
出家した公家・武家等を「法名」から検索する初の索引。
第一次史料をもとに、確実なものを選定、法名を列挙し没年月日を
記す。
適宜、年齢等参考事項を備考欄に示した。
中世史研究者の座右に必備の基本図書。
【百瀬今朝雄氏・推薦】
本書により、広く有名無名の僧侶・在家者生存の時期を端的に知ることができ、『大日本史料』死没の項も検索できる。また項目末尾の参考文献は、その人物の活躍の場を知る手引きとして有効である。
『日本歴史』705(2007年1月)「新刊寸描」
「……類例のないたいへんな労作である。…没日がわかれば、『大日本史料』等で伝記を調べたり、僧侶なら寺史の類をみるなど、人物を知るうえで、おおきな手懸かりとなる。座右において活用したい、便利な道具が誕生した。」(ひ)
『歴史学研究』824(2007年2月)
「……こういった資料集や索引集、あるいは史料目録といった類はあまり高い評価が与えられていない。さらに近年は電子化の進展により、検索作業が非常にたやすくなっている。……この動向自体は歓迎すべき殊なのだが、逆にこれらの研究環境を整えるための作業に対する評価が相対的に低くなってしまうことを危惧する。史料集や索引集を作るということは、単に打ち込みの作業をすればよいわけではなく、史料を深く読み込まなくてはならないのである。後続の研究者に対して道を整備する、本書のような成果をもっと評価しても良いのではないかと思う。」(赤澤春彦氏)
『史学雑誌』第116編第9号(2007年10月)「新刊紹介」
「……本書の刊行により、忌日を媒介とすることによって、編年で配列された『大日本史料』『花押かがみ』、自治体史等の史料集を横断して検索することが可能になったのである。自治体史においては各冊ごとの索引が完備したものも多いが、こうした形式の史料集全体の「卒伝」や「雑載」の死没項を簡便に概観し、ある程度の目星をつけることができるようになったことの意義は大きい。……本書を座右に置くことをお勧めするとともに、編者のご尽力に深く感謝したい。」(川本慎自氏)
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田辺久子 = たなべ ひさこ
1939年新潟県生まれ
1962年東京女子大学文理学部史学科卒業
神奈川県史古代中世編・静岡県史中世編の編纂に従事
元・青山学院大学非常勤講師
主要編著
『乱世の鎌倉』(かまくら春秋社)、『上杉憲実』(人物叢書・吉川弘文館)、
『信濃の国宝勝寺文書』(私家版)、『関東公方足利氏四代』(吉川弘文館)
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