青史出版

こだい とうごく の ぶっきょう
古代東国の仏教
 
−法相宗徳一の教化を中心に−

 内山純子著    四六判 172頁

 定価 (本体3,800円+税)


 ISBN978−4-921145-68-2 C1015
2019年12月20日発行
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真言宗の空海から密教弘通の援助を求められ、天台宗の最澄とは『法華経』の解釈を中心に激しい論争を交わした法相宗の徳一(とくいつ)。光明皇后の信任を得て官位を極めながらも非業の死を遂げた藤原仲麻呂の末子に生まれた徳一は、戒律を保ちつつ本格的な仏教を東国に広めることにより蝦夷討伐や自然災害で疲弊した人びとの心と生活を救おうと努めた。本書は、茨城・福島地域の足跡を丹念にたどり、謎に包まれた徳一の教化の実態を明らかにする。

     【目次より】
     一 徳一以前の東国の仏教
     二 徳一の出自とその学問
     三 徳一の東国下向
        1 徳一と東国/2 徳一と筑波山/3 徳一と会津地方/
         4 常と奥の両陸の境での教化
     四 徳一開創寺院の諸問題
        1 筑波山中禅寺の法系をめぐって/2 徳一開創寺院の
        真言律宗化/3 徳一開創寺院の天台宗化/4 藻原荘
        域の天台宗化と日蓮宗化/5 徳一没後の徳一菩薩への
        信仰
        注/徳一関係年表/参考文献/徳一伝承寺社表

  
内山純子 = うちやま・すみこ
           1933年 仙台市生まれ
           1957年 東北大学文学部国史学科卒業
                  東京大学史料編纂所で菊地勇次郎氏の指導を受ける
           現在、東北大学国史談話会会員
          
           主要編著 『東国における仏教諸宗派の展開』(そしえて)、『中世常陸国
                 天台宗の高僧の足跡』(茨城郷土文化顕彰会)、『東国におけ
                 る浄土真宗の展開』(東京堂出版)、『曙光山月山寺了翁寄進
                 鉄眼版一切経目録』(共著、曙光山月山寺)、『月山寺磯部談
                 義所』(茨城郷土文化顕彰会)