青史出版
みなもとよりとももんじょ　を　たずねて 源頼朝文書を訪ねて −原本調査の軌跡−
黒川　高明 著	四六判　１２２頁 定価　１,７６０円（税込） 　　 ISBN978-4-921145-76-7 C1021
2024年8月30日　発行
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	源頼朝文書研究の第一人者である著者が、全国に所在する頼朝文書の原本を求めて訪ねた経緯を詳細に記録し、続く研究者のために書き残す書。疑問の残る文書についても問題点を指摘、今後の研究に資する所が大きい。頼朝文書研究の現在の到達点を示す。 ［主要目次］ 一　源頼朝文書を蒐める 源頼朝文書研究のきっかけ／源頼朝文書の蒐集方針／源頼朝文書の筆写／県史・市町村史の検索／神社・寺院文書などからの蒐集／東京大学史料編纂所の影写本と謄写本／新史料の発見／東京大学史料編纂所の台紙付写真と写真帖／「入札目録」の検索／源頼朝文書の新知見 二　源頼朝文書を訪ねて 上賀茂神社と神護寺文書の頼朝文書／京都大学での頼朝文書／東京大学史料編纂所の特殊史料部にて／原本調査に当たって島津家文書を規範とする／松平基則氏旧蔵文書の調査･撮影／高徳院所蔵文書の調査･撮影／神奈川県立博物館所蔵文書の調査・撮影／東北地方所在文書調査／市河文書等の調査･撮影／茂木文書の調査･撮影／岩手大学附属図書館所蔵文書の調査･撮影／留守文書の調査･撮影／中尊寺文書の調査・撮影／東北大学所蔵文書の調査・撮影／遠山記念館所蔵の史料調査／文化財新指定品撮影／庄園絵図調査／三嶋神社文書の調査･撮影／末吉家文書の調査･撮影／文化財新指定品撮影／香取大禰宜家文書･鹿島神宮文書の調査／鹿島大禰宜家文書の調査(以下、細目省略) あとがき／索引
著者紹介 （くろかわ・たかあき） 　1940年　福岡県八女市に生まれる。 　 1962年　國學院大學文学部史学科卒業　 　 1968年　 同大学院文学研究科博士課程満期退学　 　　　同年　東京大学史料編纂所入所 　　　　　　　東京大学教授、大正大学教授を経て、 　　現　在　大正大学名誉教授 　主要著書 　　『源頼朝文書の研究 史料編』(1988年、吉川弘文館)、『同 研究編』(2014年、同)、『論集 日本歴史４』 　 　（共編、1976年、有精堂出版)、　『五条家文書』〈史料纂集〉(共編、1975年、続群書類従完成会)