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昭和二年、十四歳で総同盟に加入以来、戦前・戦後の組合運動
一筋の人生を通して、組合運動の軌跡を語る。
戦中の軍部ファシズムによる組合の弾圧、戦後のＧＨＱによる
総同盟の圧迫、総同盟から連合へ、と分裂と再建のどん底から
苦節二〇年、左翼勢力との抗争を勝ち抜き、組織が発展する
中で、労働組合主義を貫いて相互信頼の労使関係の道を開いた。
組合運動の歴史を通して今後の労働運動のあり方を熱っぽく
語るかけがえのない証言録。日本労働史の是正を迫る、関係者
待望の渾身の著作。
〔主要目次〕
第 一 章 少年の志を育んだ川崎とその環境
第 二 章 戦時下と「ぴけの人生」運動一筋に継ぐ
第 三 章 日本民主化で労働の一翼担って立つ
第 四 章 そうだったのか、総同盟分裂とその真相
第 五 章 第二次民主化をめぐる左翼との抗争と「特需」
第 六 章 全労結成、民主的労働運動の拠点を確立
第 七 章 労働組合と政党、革新政党の形成求めて
第 八 章 相互信頼で難問克服、同盟実現へ筋道立てる
第 九 章 同盟躍進の基礎固めと建設的事業を主導
第一〇章 民間先行による実践的統一運動の展開
終 章 活動の足跡と今後の労働運動のあり方私案
天池清次略歴年表
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