青史出版 |
正倉院文書論集 しょうそういんもんじょろんしゅう
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西 洋子・石上英一編 |
A5判 368頁
定価 8,800円(税込)
ISBN978−4−921145−27−9 C3021
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2005年6月6日発行 |
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正倉院文書研究の最新成果。気鋭の研究者による19篇の詳密な論文を収載。
古代史・史料学研究に斬新な切り口からせまる本書は、今後の正倉院文書研究の指針となろう。研究者必備の書。
(本書は少部数発行のために入手困難でした『洋洋福壽-正倉院文書の部屋-』に新稿2篇を加え改訂増補したものです。)
【目次より】
秦姓弟兄と秦姓乙安 大 平 聡
元興寺奉請経に関する覚書 須原 祥二
佐保宅の性格とその写経事業 栄原永遠男
天平勝宝初年における瑜伽論の書写について 新井 重行
−食口案にみえる案主に関連して−
天平勝宝五・六年の華厳経書写と外嶋院 佐々田 悠
正倉院文書と地方木簡 三上 喜孝
御野国戸籍伝来の背景 小倉真紀子
正税帳の界線と字配り 野 尻 忠
天平勝宝七歳の「班田司歴名」をめぐって 三谷 芳幸
奈良時代の忌日法会 稲田奈津子
−光明皇太后の装束忌日御斎会司を中心に−
抹消された「湯沐倉」 田 島 公
−天平宝字四年四月五日付「寫經所解」をめぐって−
五百井「内親王」小考 石田 実洋
宮内庁書陵部所蔵奈良朝写経の来歴 小倉 慈司
遺跡出土の「古櫃」と正倉院の「古櫃」 北條 朝彦
一行書きの隠岐国荷札 馬 場 基
祓と律の関係について 有富 純也
−科刑対象の検討−
正倉院文書の整理過程 飯田 剛彦
−西洋子『正倉院文書整理過程の研究』−
板津七三郎氏所蔵「万昆嶋主不参解」について 丸山裕美子
−附 山田幸太郎氏所蔵「丸部足人解」について−
正倉院文書三題 西 洋 子
紹介記事
山本幸男氏…『日本歴史』第702号(2006年11月)
「……本書を通読して感じるのは、正倉院文書研究が多様な広がりを見せてきたことである。……正倉院文書研究の新たな段階を画するものといってよいだろう。……豊かな成果に満ちた本書を、一人でも多くの人が手にしてくれることを願わずにはおられない。」(抜粋)
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