青史出版

豊臣政権の法と朝鮮出兵
とよとみせいけん の ほう と ちょうせんしゅっぺい

三鬼清一郎著 A5判 420頁

定価 7,700円(税込)

ISBN978-4-921145-48-4 C3021


第11回 徳 川 賞 受賞
2012年11月5日発行
 
   トップページへ
   既刊書一覧へ
   新刊書・刊行予定書目へ
   ご注文・お問い合わせへ 






   豊臣政権期の重要施策である太閤検地と、惣無事令の批判、キリシタン禁令・人掃令等、法
   に関わる諸問題を究明する。また当該期の基軸をなす「朝鮮出兵」の実態を明らかにし、豊臣
   政権の外交体制と秀吉の対外認識など、学界での重要テーマに挑む。豊臣政権の実態に迫
   る研究者必備の書。巻末に<補注>として、論文発表後提示された諸氏の批判に対する反
   論や意見等を掲載。また、補章として書き下ろし新稿「近代史学史における信長・秀吉像」を
   収載する。  
   

  〔目 次〕
    
T 政権論の基盤
      第 一 章 太閤検地と朝鮮出兵
      第 二 章 関白外交体制の特質をめぐって
    
    
U 法体系の整備過程
      第 三 章 「惣無事」令について
      第 四 章 キリシタン禁令の再検討
      第 五 章 海賊禁止令をめぐって
      第 六 章 人掃令をめぐって
      第 七 章 御掟・御掟追加をめぐって
      第 八 章 田麦年貢三分一徴収と荒田対策−豊臣政権末期の動向をめぐって−
    
    
V 朝鮮出兵の諸相
      第 九 章 朝鮮出兵における軍役体系について
      第 十 章 朝鮮出兵における水軍編成について
      第十一章 朝鮮出兵における兵粮米調達について
      第十二章 朝鮮出兵における国際条件について
      第十三章 小宮山楓軒と朝鮮出兵
      第十四章 蔚山城合戦図をめぐって
     
     
補  注
     
補  章 近代史学史における信長・秀吉像
     
あとがき
     
索  引
     


    

   『日本歴史』第788号(2014年1月号)「書評と紹介」(津野倫明氏)で紹介されました。


   
     著者紹介 = みき・せいいちろう
              1935年  東京市生まれ
              1966年  東京大学大学院満期退学
                     東京大学史料編纂所教務職員、名古屋大学教授、神奈川大学教授を経て
              現  在  名古屋大学名誉教授
        主要著書  『愛知県の歴史』『織豊期の政治構造』『豊臣秀吉文書目録』『鉄砲とその時代』