Dutch medical books imported during the Edo period

江戸時代、日本に西洋医学が受容された背景には、オランダ人やドイツ人の長崎出島商館医としての来日によるものと、オランダ語の医学書（蘭医書）の輸入がある。本書はオランダ国立公文書館に保管されている東インド会社関係の公文書中の、日本に輸出された積荷状に記載された蘭医書、及び日本から注文された蘭医書の目録を抽出して一覧化したものである。これらの書誌学的な事項から当時の日本医学界のオランダ医学に対する動向を知ることが出来、また、江戸時代後期の日蘭医学の交流等が明らかになる。幕末史・洋学史・日本医学史研究者必携の基本文献。

内　容
　本書について
　第一部　輸入蘭医学書
　第二部　注文蘭医学書
　索引
　English Summary